第二回 2024年7月7日(日)

前回の土砂降り大雨とは打って変わって、猛暑の一日。今年の夏は本当に暑かった! でも七滝地区は時折涼しい風が吹き抜け、大きな窓がある家の中は、作業中も扇風機でどうにか乗り切れました。

この日も大人9名に子供6名。半分以上は前回からの参加でした。

今回の主な作業は床下づくりで、子供チームと大人チームに分かれての作業でした。

大人チームは、居間の床下を支える大事な土台部分の交換から。白アリにやられている足固(柱と柱を床下で繋いでいる太い木材で、伝統工法の構造材)、根太(床板・下地を固定するための木材)を補修したり交換してから、フローリングの下地を張りました。半分に分かれ、手前のスペースで、大工さんの丁寧な指導のもと丸ノコで床下地を加工し、奥の部屋でもう一方のチームが張り付けるという連携プレーで、あっという間に一部屋下地が張れました!! やり方がわかれば、この人数いるので作業はスイスイと進みました。

柱の下にあり、床下で柱と柱を横につなぐ「足固め」(あしがため)と、床板を支える構造材である「根太」(ねだ)の交換作業
床下地を丸ノコでカットする人と、それを張る人に自然と分かれて流れ作業に

一方子供チームは和室の畳の下の座板をすべて張るという中々なチャレンジ。

大工の平山さんの指導のもと、すべての材料をノコギリで子供たちがカットし、釘と金槌で打ち付けました。大工仕事の子供への指導は、怪我や仕上がりなどを考えると相当気を遣うと思います。自分の子ならまだしも、人の子、しかも6人もいる! そんな状況で「子供だけでやろう!」と言ってくださった大工さんに本当に感謝です。

両側同じように見える玄能(げんのう。金槌の一種)が、実は片方平らで、もう片方は少し膨らんでいるのはなぜか、といった説明や、一旦使った釘を抜いて、丁寧に叩いて真っ直ぐにしてまた使ったりしていて、とっても良い勉強になったことと思います。

この日のお昼ご飯は、七滝地区で週に一度営業している農家レストラン〈そらのもり〉さんのお弁当。現在80代のお父様が七滝地区に移住されて有機農業を続け、息子さんと娘さんが後を継がれています。そのお野菜やお米を使って、娘さんが週に一度だけランチを提供されています。アクセスが決して良くない山の中ですが、着いてみるとその名の通り空が広く見渡せる気持ちの良い店内で、つい長居してしまいます。そして次女あきこさんの、素材の味を最大限に生かした調理で、野菜だけでも十分に満足する食事が出来ます。(店舗で食べられる手作りのデザートも絶品です)

そらのもり https://www.instagram.com/soranomori/

この日のお弁当。お米と野菜は自家製・有機栽培
毎週火曜日、七滝の店舗でランチプレートが食べられます

午後も午前中の続きの作業。お昼を食べても集中力が切れないみなさん。素晴らしい!

子供たちは終わった時には「もう終わっちゃったのー!」「もっとやりたい!!」と口々に言っていました。大人も「もっと長くやりたい」という声も上がりました。……考えます!!

実は初回、先走って作業を進めてしまいがちだった子供たち。今回はちゃんと話を聞いてから取り掛かるように注意したので、慎重に作業していました

そして次回に向けて、キッチンシンクの上のステンレス部分と下の部分を分解しました。下の部分が錆びているキッチンシンク。大工さんの提案で、上のステンレス部分は錆びていないので再利用して、下の棚部分だけ作り替えようとなりました。ビスを外し、ふたりで引っ張るだけでいとも簡単に外れました。次回は下の部分を、木で作り替えます。どんなシンクになるのかとっても楽しみです!

ビスを外して
簡単にシンク部分が外れました
暑い暑い七夕の日
小さい子たちは子供プールや工作を楽しんでいました
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