一杯の新米

〈web magazine もりのいえ〉、新米の季節にスタートを切りました。

私がお米を購入している御船町の中山間地の米農家・堀永さんは、現在稲刈り真っ最中。先に収穫が終わった品種のお米を頂いています。

つやつやの新米は本当に、おかず要らずの美味しさですね!

御船町の中山間地では今年、鹿や猪が「爆発的」に増えていると、農家の方々が口々におっしゃっています。

田んぼが一夜にしてすべてダメになってしまったという話も聞きますが、お米を主とした専業農家である堀永さんにとって、獣害はまさに死活問題。電柵をしっかり張っても部分的に猪に入られてしまい、今年は10月に入ってから毎日、小さなお子さん2人と家族4人で田んぼの近くにテントを張り、夜1、2時間おきに奥様と交代で田んぼを見回っているそうです。

1年近く費やし育て、1年の家族の家計を支える収穫物。その重みは計り知れません。

同じ状況が全国各地で起こっていて、御船町の中山間地でも、新たな動きが必要とされています。

一杯のご飯の奥にあるストーリー。

普段見えないそんな世界もお伝えしてゆければと思っています。

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